主人公は女装セルフポートレートという表現を通して、もう一人の自分を作り上げていく。
そのために……というべきか周囲の魅力的な少女達や、恋愛のときめきは、
この主人公の表現の糧となっていく。普通の恋愛感覚をもった凡人からすると、
純粋に自分を愛してくれていない……と感じるだろう。
そもそも作中に芸術的感性に富んだ人物が少ない。
主人公が女装する恋愛漫画は他にもいっぱいあるが、今作は珍しく女装に意味がある。
単なるLGBTQなどの用語でも説明ができないだろう。なぜならこれは性の問題というよりは、
芸術的、文学的問題だからだ。
とまぁ、こういうことを意識しないで読むと、ただのひどい人に見えてしまう。
逆に言えば、主人公を愛した人達は、主人公の何を愛したのだろうか?
作中に主人公の表現への理解者がいないわけではないが、少ない。これが主人公の不幸だろう。
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ゆびさきミルクティー 1 (ジェッツコミックス) コミック – 2003/7/29
宮野 ともちか
(著)
- 本の長さ192ページ
- 言語日本語
- 出版社白泉社
- 発売日2003/7/29
- ISBN-104592134575
- ISBN-13978-4592134572
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登録情報
- 出版社 : 白泉社 (2003/7/29)
- 発売日 : 2003/7/29
- 言語 : 日本語
- コミック : 192ページ
- ISBN-10 : 4592134575
- ISBN-13 : 978-4592134572
- Amazon 売れ筋ランキング: - 480,963位コミック
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年5月16日に日本でレビュー済み
年下で中学生の幼なじみひだりちゃんとツンデレ眼鏡っ娘の黒川さんに主人公が二股をかけて
ひたすら2人を振り回し、傷つけ続けるだけのクッソ胸糞悪い漫画。
主人公の男(女装癖があるイケメンナルシスト)がとにかく120%混じりっけ無しのクズで読んでいてひたすら
「このガキにしこたまヤキぶっ込んで腐った根性叩き直してやりたい」という一念だけが頭の中をグルグル巡るw
主人公が2人を傷つける度に男はなんて汚いんだ、男はなんてズルいんだ、俺はなんで男なんだ、男なんてサイテーだ、と
モノローグでウジウジと語り出すが、男云々じゃなくてテメェがクズなだけやろ、とツッコまずにいられないw
そんなに女装した自分が好きなら一生女装姿の自撮りだけしてろ、気になった女にいちいち粉かけて手出すなw
展開が大きく動く事もなく主人公のクズな言動を見せられるだけで全然面白くもないので4巻まで読んで投げた。という事で星2つ。
ひたすら2人を振り回し、傷つけ続けるだけのクッソ胸糞悪い漫画。
主人公の男(女装癖があるイケメンナルシスト)がとにかく120%混じりっけ無しのクズで読んでいてひたすら
「このガキにしこたまヤキぶっ込んで腐った根性叩き直してやりたい」という一念だけが頭の中をグルグル巡るw
主人公が2人を傷つける度に男はなんて汚いんだ、男はなんてズルいんだ、俺はなんで男なんだ、男なんてサイテーだ、と
モノローグでウジウジと語り出すが、男云々じゃなくてテメェがクズなだけやろ、とツッコまずにいられないw
そんなに女装した自分が好きなら一生女装姿の自撮りだけしてろ、気になった女にいちいち粉かけて手出すなw
展開が大きく動く事もなく主人公のクズな言動を見せられるだけで全然面白くもないので4巻まで読んで投げた。という事で星2つ。
2017年4月6日に日本でレビュー済み
女装少年。
女も男も惑わす魔性の男(笑)。
独特の世界観があって好きなマンガ。
女も男も惑わす魔性の男(笑)。
独特の世界観があって好きなマンガ。
2007年6月12日に日本でレビュー済み
フォーマットは少女マンガよりの桂正和というか、わりと
オーソドックスな恋愛マンガなのだが、設定の数々が
この作品を他と隔絶した傑作にしている。
主人公が女装趣味の持ち主で、シスコンかつ中学生の彼女がいる
というロリコン。女装した自分にときめくナルシスで、親友の
男子高生の前に女装した姿で現れ、もてあそぶという…
冷静に考えると、ド変態以外の何者でもあるまい。
他の登場人物もいろんな意味で性的に倒錯している。
それだけだと、ただ単にヘンな設定のマンガだが、
透明感のある、繊細な描写(なぜか主人公たちの変態ぶりに
作品中でツッコミがほぼ入らない)がこの作品を
魅力的なものにする支えとなっている。
男子高生が女装した主人公を、別の人間と勘違したまんまなところ
などはいかにもマンガ的ご都合主義だが、繊細な描写を読むと
わりとどうでもよくなる。
この作者はマンガ版「吉本ばなな」だと思う。
つまり、ばななが文学の世界に導入した少女マンガ的感性が、
さらに一周まわって今度は青年マンガに帰ってきたわけだ。
オーソドックスな恋愛マンガなのだが、設定の数々が
この作品を他と隔絶した傑作にしている。
主人公が女装趣味の持ち主で、シスコンかつ中学生の彼女がいる
というロリコン。女装した自分にときめくナルシスで、親友の
男子高生の前に女装した姿で現れ、もてあそぶという…
冷静に考えると、ド変態以外の何者でもあるまい。
他の登場人物もいろんな意味で性的に倒錯している。
それだけだと、ただ単にヘンな設定のマンガだが、
透明感のある、繊細な描写(なぜか主人公たちの変態ぶりに
作品中でツッコミがほぼ入らない)がこの作品を
魅力的なものにする支えとなっている。
男子高生が女装した主人公を、別の人間と勘違したまんまなところ
などはいかにもマンガ的ご都合主義だが、繊細な描写を読むと
わりとどうでもよくなる。
この作者はマンガ版「吉本ばなな」だと思う。
つまり、ばななが文学の世界に導入した少女マンガ的感性が、
さらに一周まわって今度は青年マンガに帰ってきたわけだ。
2005年8月27日に日本でレビュー済み
amazon.co.jpのおすすめで知った、この作品。
短期連載として掲載が始まったそうで、この巻の主要キャラクターは池田由紀くん、森居左ちゃん、黒川水面さんの3人。この巻では“こぢんまり”していますが、この後“群像劇”になっていきます。
3人なんだけど、もうひとり大切なキャラクターが池田由紀くんが変身した“キャサリン”こと“ユキ”さん。
ウルトラとかスーパーな宇宙人?それとも魔法少女?には変身できないけれど、少年から綺麗な女性に変身するのは、実現可能性はかなりあるかも?
でも冷静に見ればこの『女装』ちょっと奇跡的すぎるかもしれません。
この巻に収録されている読切の「肌色ソーダ水」「ナマイキなあまあし」での『他人は注目していないけど、自分だけが知っている想い人の良さ』というテーマと『女装』という変身が合わさって、ありがちな『何の取り得もない男性キャラが女の子に「いい人」であることだけで惚れられる話』とは一線を画しています。
この巻のストーリーを気に入ったら2004年7月発売、ドラマCD版『ゆびさきミルクティー』と一緒に見聞きすればイメージがさらに広がりますよ。
短期連載として掲載が始まったそうで、この巻の主要キャラクターは池田由紀くん、森居左ちゃん、黒川水面さんの3人。この巻では“こぢんまり”していますが、この後“群像劇”になっていきます。
3人なんだけど、もうひとり大切なキャラクターが池田由紀くんが変身した“キャサリン”こと“ユキ”さん。
ウルトラとかスーパーな宇宙人?それとも魔法少女?には変身できないけれど、少年から綺麗な女性に変身するのは、実現可能性はかなりあるかも?
でも冷静に見ればこの『女装』ちょっと奇跡的すぎるかもしれません。
この巻に収録されている読切の「肌色ソーダ水」「ナマイキなあまあし」での『他人は注目していないけど、自分だけが知っている想い人の良さ』というテーマと『女装』という変身が合わさって、ありがちな『何の取り得もない男性キャラが女の子に「いい人」であることだけで惚れられる話』とは一線を画しています。
この巻のストーリーを気に入ったら2004年7月発売、ドラマCD版『ゆびさきミルクティー』と一緒に見聞きすればイメージがさらに広がりますよ。
2016年8月23日に日本でレビュー済み
男性主人公と、二人の女の子の三角関係を描くラブストーリーだが、その男性主人公が女装好きで、その女装があまりに完璧なので男性主人公とは別人物と言っても良い存在になり、その四角関係が繰り広げられる。
あまりに理想化された完璧な女装だったため、主人公自体がその女装した自分のキャラに惹かれていく辺りは秀逸。
掲載誌がアニマルだったためどうしても性的表現が多いが、それが無くても十分面白い作品だと思う。むしろ、終盤巻ではエロにつっ走り過ぎな感じがあるので、最後まで四角関係の機微で魅せて欲しかった。
あまりに理想化された完璧な女装だったため、主人公自体がその女装した自分のキャラに惹かれていく辺りは秀逸。
掲載誌がアニマルだったためどうしても性的表現が多いが、それが無くても十分面白い作品だと思う。むしろ、終盤巻ではエロにつっ走り過ぎな感じがあるので、最後まで四角関係の機微で魅せて欲しかった。
2004年6月7日に日本でレビュー済み
私はよく表紙だけを見て、色々な本を買って失敗するのですが、これは買って正解でした。
ストーリーは、女装癖のある主人公が幼馴染の隣に住む妹のような子と、 クラスメイトの、美人だがそれに気付いているのは主人公だけで周りからは『お高くとまっている』と言われ友達も居ない子、二人を好きになって自分の気持ちも分からなくなって……
大体こんな感じです。
心理描写は読み手が漫画の世界に入って、まるでそのキャラになったような錯覚を覚えさせられます。その時の絵も淡い色使いでよりいっそう漫画の世界に引き込みます。
2巻では、さらに色々な事が起き、さらにドキドキさせられますので是非一緒に買って欲しいです。
ストーリーは、女装癖のある主人公が幼馴染の隣に住む妹のような子と、 クラスメイトの、美人だがそれに気付いているのは主人公だけで周りからは『お高くとまっている』と言われ友達も居ない子、二人を好きになって自分の気持ちも分からなくなって……
大体こんな感じです。
心理描写は読み手が漫画の世界に入って、まるでそのキャラになったような錯覚を覚えさせられます。その時の絵も淡い色使いでよりいっそう漫画の世界に引き込みます。
2巻では、さらに色々な事が起き、さらにドキドキさせられますので是非一緒に買って欲しいです。
2011年1月3日に日本でレビュー済み
ラストのネタバレ含みます。
女装した自分が大好きで、女とやったら自分が汚れて女装できなくなると思ってるくせに、煩悩全開性欲旺盛で自分に真剣に好意を寄せる女の子たちと恋愛ごっこを楽しむ男が、やりてー、でも、女とやったら汚れちまう、でもやりてー、とグダグダ悩み、最終的に性欲に負けて幼馴染の純粋な好意に甘えてやっちまうけど、やってスッキリしてから後悔する。
そんな話しです。
絵柄は好み分かれるでしょうが、最後まで行ってない、行かない二人だからこそのエッチシーンはドキドキイチャイチャな感じです。
主人公は男としてはクソですが、数少ない一般誌の女装っ娘としては高レベル。
個人的には親友(男)との絡みが一番萌えました。
女装した自分が大好きで、女とやったら自分が汚れて女装できなくなると思ってるくせに、煩悩全開性欲旺盛で自分に真剣に好意を寄せる女の子たちと恋愛ごっこを楽しむ男が、やりてー、でも、女とやったら汚れちまう、でもやりてー、とグダグダ悩み、最終的に性欲に負けて幼馴染の純粋な好意に甘えてやっちまうけど、やってスッキリしてから後悔する。
そんな話しです。
絵柄は好み分かれるでしょうが、最後まで行ってない、行かない二人だからこそのエッチシーンはドキドキイチャイチャな感じです。
主人公は男としてはクソですが、数少ない一般誌の女装っ娘としては高レベル。
個人的には親友(男)との絡みが一番萌えました。